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ローカルエリアネットワーク(LAN)

1980年代も終わりの頃になると、社内に複数のパソコンを置くようになった、オペレータも常時3名位で作業をする様になると、データを共有することや、修正を別のオペレータに任したりするようになった。その為、フロッピーディスクの1MBではデータの受け渡しは出来ずに、大容量のメディアが必要になった。そこで使い始めたのが容量128MBのMO(光磁気ディスク)だった。MOは普及し始めた頃で、ドライブもメディアも決して安いものでは無かったが、それなりの効果はあった。数年経った頃、ドライブが故障し、修理の見積もりをしたところ買い換えたほうが安くなっていたのである。MOも普及し価格も落ちてきていたのだった。そこで検討したのがネットワークである、幾つかの方法はあったが、クライアントでも30万円、サーバに至っては80万円位であった。しかもパソコン3台を動かすとなると、サーバーにもう1台増やさなければならず躊躇していた。そんな折、赤いパッケージのNetWareLiteなる製品がノベル社より売り出されたのである。ピア ツウ ピアと方法でサーバを必要とせず、1台に付き11万円程であったので、取りあえず2台を繋ぐことにした。DOSベースで常駐のクライアントプログラムを動かすのである、ピア ツウ ピアという事では有ったが、サーバプログラムも入っていた。しかし、クライアントだけでもメインメモリは520KB確保するのが一杯であり、Windowsが動かなくなる。クライアント同士でもファイルとプリンターの共有は出来るので、十分に活用できることが分かったが、そこまで確認するのに普段から多忙なこともあって数ヶ月を要してしまった。そこから、残り2台も繋ぐことにしてNetWareLiteを2台分注文したが、なんと2万円に成っていたのである。WindowsNT等の普及などで、NetWaerの陰りなのか、単にネットワークが普及したのか分からないが、最初の1台分で4台のパソコンを繋いでもお釣りが来たことになる。NECのPC-9801FAをメインメモリ一杯の12MBに増設し、数値演算付き4倍速コプロセッサーと500MBの外付けハードディスクを付けてファイルとプリンターのサーバ代わりにした。絶好調とは言えないがそこそこ目的は達成することが出来た。メール機能も付いていたが、15坪程度の作業場である、大声をあげる事もなく用件は伝わる、おもちゃにはなった。Windows95までは使用できたが98になると標準でサポートされ、試行錯誤の上構築した社内極小規模ネットワークは終わることになった。

2009年12月6日