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フォント
一般的にフォントと云えば文字の形(書体)を指している事が多いので、そのように扱うことにする。パソコンで処理されたデータはプリンターで印字されたが、初めは4×8のドット(点)で英数カタカナ記号のみで表されていた。ワープロが普及するに従って、漢字も印字出来ることが求められ、8×8になり更に48×48(4の倍数になっているのはバソコンの基本が4ビットに成っている為である)等と進歩を遂げた。書体には元来商標権があり、勝手に使用することは出来ない、錦精社や日本活字タイプライターのモトヤ等それぞれが独自の意匠の書体を登録してつかってたいたのである。各新聞社や出版社も同様であり、それぞれの文字が微妙に違っているのはその為である。コンピュータの文字はそれらと一線を隔して当初はタイプフェイス等の呼ばれ方もしたが現在はフォントで統一されている。
ワープロは各メーカーが独自に専用機を開発し市場に提供していた、パソコンでもワープロソフトが有ったが、仕上がりの見た目では専用機のほうが勝っていた。ただ、Macはポストスクリプト(P.S)と言う方法を用いて綺麗なプリントを実現していた(日本語まで出来ていたかは確認していないが)。モリサワは日本語書体の意匠権をもって、写真植字(写植)機を作っていたが、日本で最初にP.Sフォントを手がけた。やがて、MacによるD.T.P(ディスクトップパブリシング)が普及し始めると、一気にデジタルフォントが普及していた。それまで鉛活字を作っていたメーカーや、コンピュータを手がけていた電機メーカー、印刷機器メーカーと多種に及んだが、モリサワ、写研、リコーなどが有名である。P.Sフォントに対してリコーなどが手掛けたのがツルータイプフォント(T.T)である。P.SとT.Tの大きな違いは、フォントの形(イメージ)を出力機(プリンター)側に持つか、編集機(コンピュータ)側に持つかの差であるが、当時はP.SはアウトラインでT.Tはラスタであると誤解していた人が多かった。どちらもアウトラインであり、プリントをする時点では、またどちらもラスタに変換される。実際にラスタのフォントも小規模ではあったが、いくつかはあった。また、MacがP.PでWinがT.Tとされたのも間違いである。Macには最初からどちらもあった、ただWinにP.Pが対応したのが遅れたのは事実である。私はWindows3.1からP.Pに対応させることを試みた(出来た)。
アウトラインとは、文字の形をその外郭をベクトルという数式の形で持っていて、その外郭の内側を塗りつぶすという方法で形を作る。一方ラスタとは、形を最初から分解して小さな点にしておきその点を塗りつぶすか否かを記録しておく方法である、従ってラスタは出力する文字の大きさによって1つの文字であっても幾つかのデータを必要とした。P.Sも出力機の解像度によって微妙にデータを変えていた。価格はP.Sの高解像度フォントは1書体あたり30万円から100万円、低解像度でも5万円から10万円はしていたが、T.Tは3万円から5万円と安かった。今は、50書体位2万円位の時代である、そしてT.Tがその中心となっているが、大型の出力機やダイレクトの印刷機などではP.Pも使われている、しかし編集の時点でT.Tであっても何の問題はない(かつて互換は全く取れていなく、それなりのテクニックが必要であった)。
普段、殆どのソフトウェアで日本語を何気なく使っているが、その事をあまり意識することは無い。Windowsマシンを手に入れると、インターネットエクスプローラーやアウトルック、他にメモ帳やペイントそしてゲーム等と一緒に、マイクロソフト製のIMEが標準で付いてくる。これが、かなやローマ字等で入力されたデータを辞書を使い適切な漢字や文章に変換するためのソフトウェアである、他に有名なものにジャストシステムのATOK等がある。これをFEP(フロント・エンド・プロセッサー)という。これは、ワープロ等の普段使用している時点でもそのソフトウェアとは別に単独で働いているのであるが、一体のものと錯覚をしている。表計算などソフトウェアを切り替えても、日本語の処理が全く同じように働いているを不思議に思ったこととは無いだろうか。これが、単独で動いている証拠なのである。ワープロならワープロからFEPに文字の入力を依頼しそれを待つ、その文字が要求したものと一致していれば受け取り装飾等の加工があればその処理をしてワープロのデータとして保管するのである。FEPには文字を装飾する機能は無い。従ってFEPの良し悪しは使い勝手も大きな要素ではあるが、あくまでも辞書と照らし合わせ正しく変換する機能である。この辞書は一般的なものの他、色々な専門分野のものもあり、又ユーザーが自由に編集したり出来るようになっているものが多い。フォントも又ワープロ等ソフトウェアとは別途に動いている。以前、「自分のワープロにそのフォントが入っているだろうか」との危惧をされた方がいたが、ワープロに入っているのではなく、Windowsに入っているのである。宛名印刷ソフトなどに、毛筆書体などが入っていて、それが他のソフトウェアでも使えることに気が付いている筈である。そのフォントは宛名印刷ソフトに入っているのでは無く、添付されていると理解すれば良い。ソフトウェアをインストールした時に同時にインストールされているのである、そのフォントは全てフォントフォルダーに納められWindowsが一括で管理され全てのソフトウェアからの要求を受け付けているのである。
フォントは全角と半角との2種類で、全角とは縦横の比が1:1なっているもので等倍フォント等とも呼ばれている、通常漢字はこれに当たる。半角は縦横の比が1:1/2になっているもので英数記号カナ等があり一目瞭然だったが、今は見た目では判断が出来なくなっている。IDでパスワード等で、使用できる文字として「英数と一部の記号」とされていることがある、これは誤作動や文字化けを防ぐ為である。文字等のキャラクターには個々にコード番号が決めてありそのコードで管理されている。アメリカの規格で定められたものにアスキーコードがあり、世界の標準となり、日本でもこれに基づき、カナと日本独自の記号が加えられ日本工業規格として定められた。この規格に定められた文字及び記号類が半角と呼ばれるもので、キャラクターのほか、コンピュータの制御文字も含まれている。ビットに付いての説明は別記にするとして、当初コンピュータは4ビットと言う規格で開発された為コードは16×16で256通りの組み合わせとなったが、アルファベット26文字と記号類で、日本語でも濁点半濁点促音など50プラス何がしで事足りた。初期のコンピュータが英数カナのみであった訳がここにある。しかし、漢字を使用するように成ると、コードの数が足りなくなる、そこで漢字圏で使用する為に更に16×16を加え256×256で65,536通りの組合せを決めて漢字コード表を決めたのである。その結果8ビット(1バイト)のコード表にあるキャラクターが半角文字で16ビット(2バイト)のコード表にあるキャラクターが全角文字なのである。全角文字にも英数や記号が定められているため、あえて半角を指定する必要が生まれたのである。漢字圏以外の国に対して全角文字(2バイト)を使用すると、意味不明の表示(2バイトを1バイト×2と理解する)がされたりする、いわいる文字化けが起こるのである。コンピュータの設定に「国」があるのもこの為である。また日本語も最初日本工業規格で定められたJISコードであったが、後に改良され現在多くがシフトJISと言う規格を用いている。また、国際的に統一を図る為の基準としてユニコードが決められているが、シフトJISで殆ど問題にならいようである。が、公式の場面では避けるべきであろう。JISコードも、第1水準と第2水準とに定められており、基準で分類されている。他フォントメーカーが独自に定めたキャラクターがあり外字などと呼ばれJISの空いた場所に当てはめられている、これらはメーカーによって異なるため、共有する文書等のものには使用しないことが推奨されている。ちなみに、Winの文章をPSで出力した時、「竜」と「龍」が逆だった経験がある。ただ、各メーカーの努力があってか、かなり統一されてきているようにも思える。インターネットでSMAPの「草ナギ」氏は通常このようにカタカナ表記されることが多いが、一般的な書体(明朝や角ゴジック)では「草彅」と表示される。
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