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人-その2

私の住んでいる、東京都町田市は多摩丘陵地帯にあり土地の高低差が激しく、ここ数十年でベットタウンとし開発造成や都市化が進み多くの森林が失われ、過去それらが大雨で川が増水し水害をもたらす事となっていた。幸い20数年住んでるがこの間その被害に遭ったことは無い。すぐ近くを恩田川と言う川が流れていて、 私が住み始めた頃に大改修が行われていた。この町の行政は水害対策として、川の改修と調整池の設置を強力に進める事で殆ど水害を克服することに成功していたのである。川の改修は行政が公共事業として行われたのだが、調整池の設置は開発造成を行う事業者に条例で義務づけたのである。公園の設置や道路に付いては完成後に自治体に移管される事になっているが、この調整池はその事が明確になっていなかった事で近年大きな社会問題を引き起こす事になった。或テレビ番組の取材に依ると、調整池の上に蓋をしてその上にマンションを建設する計画が生まれ、それに地域住民が反対運動を起こしたのである。調整池の保全管理はその所有者に義務づけられていて、マンションを建て分譲しその所有権を離したい事業者の言い分と、蓋をした調整池の保全管理をマンションを購入した住人が行うと言うことは現実的では無いと言う地域住民の主張はどちらも間違ってるとは思えないのである。建築確認がおりれば業者は直ぐにでも工事を始める事になる。地域住民の指摘する保全管理の方法が確立されていない事は、現行法に於いて建築確認を却下する理由はならない、 この事が大きな問題である。将来又水害が発生した時、調整池の機能が当然問われ事になるのは必然の事になるだろう。

(2001年8月)