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たぶんタバコは止められる

現在たばこを吸わなくなって(原則)から5年を経過した。ところがいまだに数は減ったが煙草を吸う夢を見る、最初は病院と言う特殊な環境に置かれたことになり。病室から離れた喫煙場所まで足を引きずり一日何本かの喫煙で我慢をしていた。退院後自由になったが、インターネットで調べた「動脈硬化」はその原因に喫煙をものの見事に掲げていたのである。結構意志が弱かったので、止めると決めず、「休んでいる」と思う事にしてごまかした。で、その後の数年間は何本か吸った。実のところかつて思っていたほどうまいとは思わなくなっていったのは良い結果となったが、順調に言ったわけではなかった。

退院後暫くは外出することも無く、家の中でじっとしているが、何気にふと吸いたいと思うのである、何十年もの生活の一部であったから当然のことである。タバコは机の奥にしまっておくことにして、手の届くところには灰皿もタバコも置かないことにした。したがって一時の間を持つことが出来る。そこでこう考えることにした。「あれ?おかしいぞ、自分にはタバコを吸う習慣は無かったはずだぞ。」結構これはうまくいった。これで数ヶ月はごまかせたのである。徐々に外出する機会もでて、かつては、車の灰皿がすぐいっぱいなるほど吸っていたのだったが、タバコを携帯せず、車中にも置かないでおいた。習慣とはこんなものかと思わされたのが、面白いことに、赤信号で交差点に止まる、その瞬間にタバコが脳裏に浮かぶのである、これは自分に自己暗示をかけ言い聞かせるのだが、どうもリアリティに欠ける。吸っていた現実がそこにあったことを思い出させるのである。これは堪えたが一日中車に乗っているわけでもなく我慢するより仕方がなった。そして半年ほどして、夜中に無性に吸いたくなった。当初の予定通り引き出しの奥からしまっておいたキャスターを取り出して、一本を吸った。物足りずもう一本を吸った。それで満足してまた、引き出しの奥にしまったが、実はうまいとは感じなかったのが安堵させられた。こんなことを繰り返し最初の一年は5本のタバコを吸った。翌年は3本で間に合った。それ以降は吸っていない。近年引き出しを整理していて、賞味期限の過ぎた未開封の一箱と8本吸った一箱を見つけ処分をした。すっかりデザインが一新され今では見かけない箱であった。